やましたひでこさんの断捨離と出会ったのは、10年?ほど前。
本のタイトルは忘れてしまったけれど、ちょうどその頃、メディアでも引っ張りだこになっていて、日本中でちょっとした断捨離ブームが来ていたことを覚えている。
片付けが下手というか、物に住所を決めてあげることがうまくできない私にとって、少ない物で暮らす・代用できる物は代用する、という本の内容にとても感銘を受けた。
物がなくなると、隙間ができて、スッキリとした気分になる。
初めは、断捨離がうまくできなくて、捨てて後悔したこともある。
これでは、本末転倒なのだ。
やましたひでこさんは、断捨離をすることで心を整える、と書いていた(すでに朧げだが)
だとしたら、捨てて気分がスッキリしないのは、やり方が間違っているからなのである。
それから、数十年。
「3日で運が良くなる掃除術」
「ガラクタを捨てれば自分が見える」
「ときめく片付け」
などをうまく取り入れて、定期的に、家の中の物を減らしてきた。
マイルールは
「悩む物は捨てない」
→特に書籍。
本を読むのが好きな私は、どんどん本棚から本を無くしていった。
また読みたくなったら買えばいいや、と思っていたけれど、二度と手に入れることができない本があった。
それから、手放すのはなるべくベストセラーや図書館に行けば借りられる本だけにした。
マイルールに乗っ取り今年初片付けは……
ずっと本体がないのに取ってあったゲームのソフトを手放した。
巻数の揃っていないDVDも引き取ってもらった。
お玉を入れるたびにひっくり返っていたキッチンツール立て。
箸を新調して、使いにくいお椀に別れを告げた。
たったこれだけだけど、今はものすごく気分がいい。
きっと明日は、良いことがありそうだ。