ブログ開設したぞ!
ガツガツ記事を書いちゃうよ!
と意気込んだのはいいけれど、いざ、書いてみよう!の段階になると、何を書けばいいのか、悩むものである。
もしも、私が超大物芸能人であれば、
「今朝の朝食メニュー」
これを載せるだけでも許されるが、どこにでもいる普通の人間が、朝食メニューをあげたところで、読もうとは思われない。
もちろん、素敵なカフェメニューのような朝食だったら、読んでもらえるだろう。
それなら、私も読みたい(笑)
そんな普通人間代表の私の、最近の特技は、天気がわかること。
この特技、お持ちになっている方は多いと思うけれど、実は、私も習得した。
さかのぼること、数ヵ月前。
湿布を貼っても、塗るバンテリンを塗ってもお手上げな、腕の痛みに襲われた。
とにかく痛いのだ。
何をしても痛い。
泣きながら近所の整形外科に駆け込むと……。
なんと、まあ!
首の骨がずれている、と言われてしまった。
いわゆる「頚椎ヘルニア」という症状である。
ずれた首の骨が、神経を圧迫して、痛みを感じるという、厄介な症状だ。
原因は、スマホやパソコン、老化というのも見かけた。
老化……それには笑うしかなかったが、まあ、姿勢の悪さから、首の骨をおかしくしたことには間違いないらしい。
それからは、薬を飲み、理学療法士さんに体を治してもらう日々が続いた。
体の強張りを取りながら、痛みを取っていく。
すごい手技だった。
2ヶ月ほど、痛みと死闘を繰り広げた結果、日常生活を送れるくらいまで回復した。
そして、現在。
普段は痛みもなく、何事もなく過ごしている。
薬にも頼らず、体の強張りは取らねばならないらしいので、時間を見つけて理学療法士さんにお願いする程度。
人間の体は素晴らしい回復力をもっていることを実感した。
しかし、雨が降ると、変な感覚が左腕に起こるようになった。
その感覚は……言葉に表すのは難しい。
天才文豪だったら「それは、痺れるとも言いがたいし、痛みとも違う。なんとも言えぬ奇妙な感覚であった」とか表現してしまうのだろうが、これを伝えても、分かりにくいし、言われた方も対応に困ってしまうだろう(笑)
しかし、この奇妙な感覚に襲われた腕のことを伝えねばならないだろうと、意を決して伝えてみた。
「ああ、そういう人多いんですよ。雨が降ると痛みが出たりするんですよね」
私だけじゃなかった……らしい。
痛かったり、痺れたり、なんとも言えない感覚に襲われたり。
梅雨の時期や寒い時期は、特に感じやすくなるらしい。
そして、今日7月23日も、奇妙な感覚に襲われている。
天気予報サイトを確認してみると……なんということでしょう!
台風が本州に近づいて来ている。
奇妙な感覚の正体は、これだった。
担当の理学療法士さんによると、気圧の変化で体内が膨張しているせいで、奇妙な感覚が出るんじゃないかということだった。
天気がわかる体。
この能力は、人類の敵にはならないだろうと思うが、突然降り出す雨に濡れる洗濯物を守るのに役立ちそうである。
頚椎ヘルニアを発症したときは、この世の終わりかと思ったが、まあまあ便利な能力も手に入れたのならば、悪いことばかりではないのだろう、きっと。